お鈴のとりあえず毎日

マレーシア人の嫁とホーチミンで暮らすお話。

第23話 ブロッコリーとダイエット

今、一番自然な流れで言いたいダジャレは「佐賀市に有るか無いか、探しに歩かないか?」なので、もし佐賀市でなにかを失くしてしまったら大至急連絡してほしい。

 


最近の息子は幼稚園にもなれて朝から楽しそうしているが、週に一度くらいの割合で絶対に幼稚園にはいかないフォーメーションをとる。サッカー日本代表でいうとこのろの4-5-1。この布陣を敷かれると簡単には幼稚園に連れていけないので嫁も困っている。そんな時は決まって「じゃーお父さんに連れってもらって」と息子に話しかけるのだが、息子は慌てた感じであれだけ拒否していた幼稚園の準備を始める。嫁に悪気はないには分かっているが、お父さんと幼稚園に行く事が、罰ゲーム的な扱いなっている事に加え、そのカードが切られないために必死で幼稚園モードに切り替える息子の姿に涙を禁じ得ない。腹いせに、幼稚園で飾る七夕の短冊に「ブロッコリーの海に入りたい」と書いて息子に持たせた。

 

 

8月の半ばごろから3ヶ月限定でダイエットを始めている。痩せる理由は特にないが、太る理由はもっとないので始めることにした。
外食がとっても好きなので、働き始めてから15年以上食べたい物を食べ、迷ったらマヨってきた。総額2000万円ほどかけて築いたこの内臓脂肪だ。そう簡単に牙城は崩せないだろう。
地球に占める俺の割合が減っていくのに悲しみさえ感じるが、鈴木式ダイエットメゾット 鈴ザップは幕を開けた。今ならこのメゾットを税込99000円で販売もしている。
ちなみ去年やったデング熱 式ダイエット デンザップでは一週間に6キロほど痩せた。ベットで横になってればいい簡単なダイエットではあったが、海外なので通院費が予想外に高く、本家ライザップに近い金額がかかる事が難点。

 


日本ではプレミアムフライデーがあるようだが、いまいち実行されてないとテレビで優しそうなおじさんが言っていた。それを受けて月曜日を半休にするシャイニングマンデーなるものが代替え案として浮上しているという。難しい事はわからないが、やっぱり必要なのは  「Yeah! めっちゃホリディ」だと思う。

 


食べ過ぎても大丈夫。健康にはただちに影響はない。

 

第22話 ホワイト企業になりたくて

ホーチミンでもつ鍋屋をやって5年目に突入した。せっかくの海外だからという事で、毎朝 朝礼で「えいえいおーっ」と日本風にみんなでやっている。流石に毎日やっていると息もあってくる。4年前になぜ「えいえいおーっ」なのか、それはどんな意味なのかについて説明して以来、どのスタッフからも、この意味について聞かれたことはない。古いスタッフから新しいスタッフに受け継がれていると信じてはいるが、なんとなく雰囲気で言っている可能性は拭いきれない。店舗の文化はいい事も、悪い事も次々に伝わる。いい文化が伝わるのはとってもありがとうなのだが、悪い文化は時折ぶっ壊さないといけない。店舗の恥部を晒すようで恐縮ではあるが、うちのことでいうと、壁に寄りかかるという悪しき文化が存在する。それはお客さんがいても、である。今日はそんな文化を改善すべく、スタッフと話しあったドキュメンタリーをお届けする。
今日の話しあいでまず僕は、壁に寄りかかるのはダメな事を知っているかたずねた。ここで知らなかったとなれば、話は簡単で、ダメな事を説明すればいい。ただ、雇用契約書にルールなどが書かれていて、この件も もちろん盛り込まれている。そこにサインをもらっているので、みんなルール違反な事は理解していた。
次になぜそれをやるのかと聞くと、疲れたからと返ってきた。僕はスタッフのそんな事も分かったあげれなかったと猛烈に反省した。いままでは、寄りかかっているスタッフに「ダメだよ」と伝え、理由を聞いていなかった。原因も分からず闇雲に攻めても改善は生まれない。今日はその理由が分かったので、こう改善した。
今までは、30分休憩だったのを、1時間増やし休憩を1.5時間にした。もともと17時のオープンから18時まではそんなに忙しくないので、そこで休憩を1回まわそうというものだ。その後20:30には落ち着くのでそこでもう一度。時給で働いているスタッフが多いので、若干給料は減るが、疲れているのに働き続けるよりはいい。6時間分の時給が5時間分になるけど、疲れてしまうよりいい。スタッフからの悩みは柔軟に対応していきたいと思っている。
これでさらにスタッフとの関係は強固なものになった。しかしなぜかミーティング後すぐに2名のスタッフが辞めていった。きっと俺の優しさに甘えたくなかったのだと思う。残ったスタッフは恥ずかしいのか、俺から一番遠いサイドで集まり、こちらをチラチラ見ている。異国の地というのもあって、ついついスタッフには優しくなり過ぎてしまう自分がいる。

 


想いは常に手法の上流にあり。

 

 

第21話 花の終わり方

最近急激に成長してきている息子2歳のちんこを軽く叩いて、「おはよう」と2日間くらいしたら、完璧にコピーして、毎朝息子が俺の息子にあいさつをくれるようになった。俺から見ればどちらも息子であり、息子から見れば兄弟みたいなものなので意気投合するのは当然だ。

そんな息子も今月から幼稚園にお世話になっている。幼稚園に行けば楽しく遊んでいるようだが、そこに連れて行くまでに毎朝暴れ散らしている。お母さんと離れることを、この世の終わり くらいに捉えているのだろう。
幼稚園の先生は日本の方だし、友達との会話も当然日本語を使うので、これからの言語の成長は楽しみでもある。ぜひ息子には日本語の懐の深さを感じてもらいたい。例えば花の終わり方も、桜は散る、梅はこぼれる、菊は舞う、牡丹は崩れる、椿は落ちる など様々な表現があるし、“木漏れ日”という言葉は英語では存在しないと聞いた。木々から溢れる光に名前をつけた先人には感謝しかない。
いつもと違い、まじめな話をリリースしているついでに、もう一つまじめなお話を。
毎朝ニュースなどを見ていると、事務次官の方のセクハラ発言で、言った言わないでごちゃごちゃっとしている。このセクハラはなかなかにトリッキーな存在で、受け取った相手が不快かどうかにかかっている。上記で触れた「おはようちんこ」も読む人によっては不快になってしまう。今回のケースでは起こった出来事は1つでも、解釈は2つあるという事だ。ちなみに、ちんちんは1つだがタマタマは2つである。ありがとう、感謝しかない。

 


Oh! You smell nice. What perfume are you wearing? Peyong?
「あら いい香り。香水なに使ってるの?ペヤング?」

 

第20話 天使の吐息

昔、どうしても働きたい会社があって、高校中退を大学卒業と偽って履歴書を書いて入社した事がある。その後ビザの関係で卒業証書を持ってこいとなって社長に本当の事を話し、いろいろと問題になった。しかし最近のアイドルをみていると、「辞めます」が、報道では「卒業」に変換されているのを発見した。高校は「辞めます」と言って辞めている僕も、卒業扱いになるかもしれないと考えた。今度、あの時の社長に会ったら、こういうことなんだと説明してみようと思う。


現在マレーシアにいる嫁とテレビ電話をしていると、息子がカットインしてきた。最近の嫁との会話はもっぱらこの息子の話題だ。今日は「天使のようだった息子の口臭が俺に近づいている」とのことだった。鋭いジャブを打ってきたが、「俺から天使の匂いがしているんだよ」とアドバイスしておいた。


最近少し太ってきたので、ダイエットについて調べてみたら、
からあげはサクサクと音がするから音楽。音楽を食べて太るわけがない。とか、
ご飯の大盛りは消化するのに体力を使うから、これはもうダイエット。とか書いてあって、なんだかダイエットに成功しそうな気がする。

 

アメリカンドッグの最後のカリカリのやつ だーいすき!

第19話 ゴーヤと鬼火と仮想通貨。

少し前に華丸さんが、「ゴーヤとよその子供は育つのが早い」って言っていて、本当にそーだなーと思った。よその子供は毎日見るわけじゃないし、興味もないから気づくと大きくなっているっていう寸法。2歳になる自分の息子でさえ最近ようやく可愛く思えるようになった僕にとってはまさにそれなのである。「ほら2歳になったよ」的に人様の子供の写真を見せられても「ほらピカチュー レベル2になったよ」くらいのインパクトしかなく、たっぷり優しさ注ぎ込んでも返答は「すごいねー」を絞り出すのがやっとだ。子供の写真を見せたい気持ちは少し理解できるようになってきたが、圧倒的な温度差がある事を頭に入れて話を展開しないといけない、と改めて感じている。

 

 


さて、街はいま空前絶後の仮想通貨ブームだ。仮想通貨を愛し、仮想通貨に愛された僕も多分にもれずやっている。今まさにニュースになっているコインチェックさんでのNEM流出事件被害者26万人の一人でもある僕は、やはり仮想通貨に愛されている。前のめりなマイノリティーを目指したが、今回の事件でふところは燃ゆる鬼火である。この悲しみをこのブログに書き留め肥しにする。ちなみに嫁には今2万円儲かってる てい になっている。

 

 

エアコン掃除のご用命は鈴木クリーンサービスへ。

第18話 ぬくもり溢れるクオリティ

ホーチミンにいると正月を感じる事が難しく、2018年も例年どうりのっぺりとスタートした。そんな新年早々に突然 右耳がお釈迦になりマジ卍である。奥の方に水がたまっている感覚で、音も聞こえにくい状況が三日ほど続いている事をSiriに説明すると、近くの耳鼻科を教えてくれた。優しさの塊である。

 

先日、家族でランチを食べに行こうと準備していると息子が電池切れで家の床で眠ってしまった。30分くらいで起きると思っていたので、「待ってるよ」と妻に伝えたものの、待てど暮らせど息子が起きなかったので、「もう先に1人で行く」と伝えると、怒った表情で「もういいよ!」と、まったく良くなさそうな返事がきた。女性の言う「もういいよ」が本当に「もうよかった」ケースは世界中で一例も発見されていない。この「もういいよ」鬼ごっこでつかう「もーいーよー」と同じ意味になるので、「私を探して」となり、今回ケース言うと「私の気持ちをわかってよ」に転じている。日本語の奥ゆかしさと懐の深さがたまらなく好きだが、今回はシカトを決め込みランチに一人で出かけた。帰ると妻の顔は赤く鬼色づきビッグバンテラおこサンシャインヴィーナスバベルキレキレマスターになっていた。世界中でまだ発見されていない事に挑戦するのはやはり、なしよりのなしである。今年は妻にヌクモリティーを持って接しようと思う。それではフロリダ。

 

食は広州にあり!

第17話 手に職を

かなり前にボイスパーカッションが流行っていたので僕もやってみたが、友人に「何?暴走族のまね?」と質問されていらい、もう2度とやらないと心に誓った。


最近の息子は車のおもちゃに大ハマり中なのだが、そのラインナップがダンプカーやショベルカー、フォークリフトなどほぼ重機で構成されている。なぜそれを嫁は買い与えているのかは不明だが、どれも資格がなければ運転できない物なので、手に職をつけるというすり込みでも始めたのかと理解している。
息子はそんな重機たちと寝る間際まで遊んで、握りしめて眠りにつく日々なのだが、毎日おもちゃ箱からその日に遊ぶ重機をチョイスしてベットに持ち込んでいる。それはまるで、将軍様が今宵の相手を選ぶさまににているので、おもちゃ箱を大奥と呼ぶことにした。嫁が適当にアンパンマンのシールを貼ったダンプカーが、週三日くらい息子の相手をしているので、正室といったところだろう。


今日はもつ鍋を美味しく食べる、おすず流9カ条をご紹介する。
1、お腹がすいてる時に食べる。
2、まずはスープを味わう。
3、モツ1に対してキャベツ2、ニラ1のバランスでほうばる。
4、豆腐はふーふーせず、上あごを攻撃。上あごぺらーんは高得点!
5、ハイボールをがぶ飲みでクールダウン。おかわりを忘れずにオーダー。
6、柚子胡椒、七味で味に優しさをトッピング。
7、〆にラーメンか雑炊をオーダー。食材からでた旨味とともに食す。
8、Facebookなどでこのもつ鍋を投稿、拡散させる。
9、以上の事を気にせず、好きに食べる。
この9カ条を守って是非美味しいもつ鍋を食べて頂きたい。

TOKONAがかかればゲンコツを交差。