お鈴のとりあえず毎日

マレーシア人の嫁とホーチミンで暮らすお話。

第31話 ホーチミンからの挑戦状

ハノイに来て1ヶ月が過ぎた。ハノイの湿度の高さに毎日がeverydayだ。

皆様の大きな優しさによってお店の方はポケットのありがとうが溢れる日々に感謝が絶えない。

ホーチミンはどうかと言うと、全てのお札に羽が生えているのかと勘違いさえする現状に、ゲロが止まらない。ただ、数年前の誕生日ではウンコを漏らしているので、あの頃の自分と比べれば、ゲロが止まらないなどは些細な問題だと言い聞かせ、自分の成長を正当化して精神を保っている。

さて、そんなハノイ生活中も時折ホーチミンのお店に電話をするのだが、僕の電話には誰も出ない。それはまるで相席居酒屋で初めて会う女性にいきなり下ネタを放り込んだあの時のように、誰からも返答がない。

相席居酒屋で返答がないのは、ハートを鍛えている僕からすれば問題ないが、お店の電話に誰もでんわでは商売が成り立たないのである。マネージャーにその事を伝えると、「鈴木さんからの電話だけ着信音が鳴らないです。」との返答に、「そんな電話今すぐ捨てちまえ」と声を荒げていた。ハノイのスタッフも見ているので、我に帰ったが、一人だったらその辺の木に登り枝などを揺らして威嚇していたと思う。

翌日再び電話してみるとやっぱり誰もでない。再度確認してみると、どうやら僕の番号だけ着信音が鳴らない、プチ着信拒否状態にぶち込まれていた。これはスタッフの誰かからの挑戦状だ。まさか1ヶ月でここまで仕掛けてくるのは想像できなかったが、起こったてしまった以上は臨戦態勢でホーチミンに戻らなければならない。来週、ホーチミンに行くのが楽しみだ。

 

 

 

ウンコも元気も出るもんじゃない。出すもんだ。